染めQで、汚れた白い靴を塗って蘇らせる方法
汚れてどうにもならなくなった、白やベージュの革靴。自分で染め直せば復活します!たまたま捨てようと思ってた白い靴を、たまたま持ってた「染めQ」で塗ってみたら、思いのほかいい出来になりました。
「染めQ」は、皮革やビニール専用の塗装スプレー。椅子やバイクのシートなどを塗ることができます。人が座っても、塗料が割れたり剥がれたりしないという画期的な塗料です。ネットには「染めQ」で靴を塗っているリアルな情報があまりなかったので、ご紹介します。(文:金曜大工編集部 2018年6月25日)
この記事を書いた人
伊串 明子 AKIKO IGUSHI
編集、ライティング、撮影、ノコギリ、塗装、ダメ出しを担当。工具と文具が好き。NTのA型カッターを偏愛している。特技は手ノコで構造用合板を1mm落とせること。あと、本や雑誌が作れる。
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お気に入りの白いパンプスが><
馬革の素敵なパンプスですが、ワンシーズンでこの汚さ。雨で、内張の赤い色が浸みてしまいました。内側から染まったので、落ちません。血みたいですごく怖い。これを履くと必ず人に「血が出てるよ!」と指摘されてました。ちなみに、靴墨で黒くできないか?と靴屋さんに相談したら、「靴墨では染められない。色落ちしてマダラになり、これよりひどくなる」との回答でした。
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染めQで靴を塗ってみる
本革、合皮、ビニールなど、柔らかい素材を染めることができるスプレー「シート染めQ」。昔バイクに使ったものを、たまたま持ってました。どうせ捨てるつもりだったので、ダメ元で塗ってみます。写真のスプレーは、10年前のもの。今は商品名もパッケージも違うものになってるのでご注意。最後に今の商品も紹介しますね。
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塗装ブースを作って、シュー!!
スプレー塗装は塗料が散らばるので、必ず段ボール箱などで塗装ブースを作りましょう。かなりシンナーの匂いがします。商品説明には30cm離してスプレーするとありましたが、スプレーが古いからか、色の付きが悪いです。思い切って10cmくらいの距離から吹きまくりました。塗りたくない部分はマスキングしましょう。この靴は内張が赤なので、そのまま雑にやっちゃいました。
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数回繰り返します
エゲツナイ色になってます。汚れが隠れてない!下地の色に影響されるので、鮮やかな色を塗りたい場合は、白を使って下塗りした方がいいそうです。この場合も下塗りが必要だったみたい…。10分程度おいたらもう一度塗ることができ、本来は2〜3回で完成だそうですが、仕方ないのでこのまま重ね塗りします!どうせダメ元だしね。
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4回塗ったら、よ、蘇ったー!!
いい感じになりました!革も柔らかいまま!これを履いてこの靴のお店に行ったら、職人さんから「それうちの靴!?どうやったの」と話しかけられました。塗ったことを話すと、「元の靴よりかっこいいよ!いいもの見せてもらった」とやたら褒められちゃいました。ぎゃー嬉しい!
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1本645円くらいで買えます
元々はバイクのアフターパーツを作ってるデイトナというメーカーから発売された商品ですが、今は株式会社染めQテクノロジーという会社から販売されてます。今回使ったのは、十年前の製品です。この記事が全然広告じゃないってことが、おわかりいただけることでしょう(笑)
264mlと70mlの二種類があります。靴を塗るなら70mlで十分。Amazonだと送料無料で645円でした(18年6月25日時点)。捨てる靴が蘇るなら安い!ぜひみなさんもやってみて下さいね。
○染めQ ミニ染めQ エアゾール 70ml