【作り方】キッチンの収納扉
キッチン収納扉の手順
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扉サイズを計り、デザイン。図面をひく。実際の扉の厚みは17mmでしたが、19mmの木材でOKでした。SPF材で額縁を作り、中心にベニヤを張ることに
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【下準備】
木材の断面は荒れているので、中目、細目の順に紙ヤスリをかけて整えておきます。表面は細目の紙ヤスリで軽く。必ず当て木を使いましょう。※木材はサイズ別にホームセンターでカットしてもらったもの。 -
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【トリマーによる溝切り】
トリマー登場!ドリル刃の回転で、垂直な溝を彫ったり角を丸めたりする道具です。SPFの片側の角にベニヤの厚みの4mmの深さの溝を彫ります。
扉の数×4辺分をひたすら彫ります。 -
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《トリマーによる溝切り方法》
作業台にクランプで当て木を固定し(2カ所)、トリマーのガイドを固定。当て木を添えて、木目に沿って押すように削ります。ベニヤが乗る幅は6mmにしました。(情報協力:TANOK様) -
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[図解]
黄色い部分を溝切りします -
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《溝切り後》
削ったところ。これが額縁の内側になり、この溝にベニヤを貼ります。簡単で綺麗に仕上がるので、トリマーは持っていて損のない道具だと思います。 -
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【精度の確認】
一度、SPFとベニヤを合わせて精度を確認。この時、なぜかベニヤがうまくはまらなかったので、粗目の紙ヤスリでベニヤを削って微調整しました。
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【塗装&乾燥】
木屑や埃を乾いた雑巾でしっかり落とし、水性塗料でベニヤとSPFに塗装します。ゴミがついたまま乾いてしまったら、紙ヤスリで削り落として再塗装。 -
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【木工用ボンドで接着1】
木工用ボンドで各パーツを接着します。4辺を接着する際には、コーナークランプがあると便利。より頑丈に正確に仕上がります。 -
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【木工用ボンドで接着2】
中心のベニヤも、木工用ボンドで貼付けます。ピッタリきました!溝からボンドが表側にはみ出た場合は、湿らせた雑巾で拭き取ります。 -
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【補強用金具をつける】
L字金具をつなぎ目に取り付けて補強します。ネジは、キリや細いドリルでガイド穴を空けてから入れると失敗なく垂直に入ります。これでひとまず扉が完成! -
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【ニスで仕上げる】
仕上げにニスを塗ります。表面が乾いたら、細目の紙ヤスリ(400番程度)で表面を軽くならし、二度塗り。こうすることで滑らかに美しく仕上がります。
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【既存の扉を外します】
いよいよ取り付け。扉を全て外し、ついていたパーツ(包丁差し)を外していきます。蝶番についていたネジは再利用するのでなくさないように! -
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扉内側についていた金具(ローラーキャッチといいます)も取り外し、この付け位置を計っておきます。正確に付けないと閉まらなくなるので注意! -
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【下穴のマーク付け】
扉を蝶番に合わせ、ネジ穴に印を付けます。二枚扉はきちんと合っていないと閉まらなくなるので、元々の扉の付け位置にズレがないか注意して下さい。 -
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なぜなら、最初から扉がこんなにズレていたんです!二枚扉は合わせるのが難しいので、もし間違ってもやり直せるよう、取っ手はまだ付けていません。
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【扉の取り付け1】
ネジ穴にキリかドリルでガイド穴をあけたら、ドライバーで取り付けていきます。こういう作業は二人いると楽ですが、一人でもできました。 -
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【扉の取り付け2】
もし開閉に問題があるようなら、扉をひっくり返してやりなおし!微調整は勘です…。穴は空いてしまいますが、裏側なので問題ない・・・かも。 -
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【扉の取り付け3】
左隅のパーツだけ、裏側のネジもなく、取り外すことができませんでした。ここはベニヤを貼付けることに。汚れ(主に油分)をよく落とし、マスキングテープを貼ります。 -
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【扉の取り付け4】
マスキングテープの上に強力両面テープを貼り付けます。塗装しニスを塗ったベニヤを貼付けます。 -
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小さい部分なので、ここだけ簡易貼り付けでも問題なさそうです。はがれてきても簡単にやり直すことができますからね!
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【扉の取り付け1】
取っ手に付属していたネジは長めになっており、板の厚みに合わせてカットして使います。ネジの途中に切れ目があるのでそこでカット。 -
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金属用のニッパーでネジをカット。女性でもパチンパチンと軽い力で切ることができました。 -
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ニッパーがない場合は、金ノコで切ることも可能です。ある程度まで切れたら、ペンチで挟んで切ればOK。 -
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【扉の取り付け2】
扉が問題なくついたら、取っ手用の穴をドリルで空けます。面倒ですが扉を一度はずし、ドリルを地面に垂直に当てると綺麗に仕上がります。
完成です!
完成!すっかり見違えるキッチンになりました。明るくなったし、ちょっと高級な感じ!扉ごと作って付け替えているので、後々のカスタマイズも可能。モールを取り付けてゴージャスにしたり、汚れたら塗り直したりできるのも、DIYのメリットですよね!
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