【作り方】キッチン引出し収納
引き出し収納棚の手順
-
1-1
今回は引き出し付き収納を作ります。引き出しレールを付けられるよう板材で角を挟み込むようにします。引き出しは外箱+レールの幅より2mm小さく作る計算。タイルの高さ分を引いて図面をひきます。
引き出しの前面は、前回作った扉のデザインに合わせ、トリマーで額縁状に溝を掘り、中心にベニヤを貼るデザインに。引き出しは箱を作成し、扉を張り付けるように設計しました。
-
2-1
【下準備】
丸ノコを使って材料を切り出す。無い場合はカットまでホームセンターにお願いしましょう。
断面は紙ヤスリで整える。
今回、材料の反りがひどかったせいか、断面が垂直でない部分が多々…。調整に苦労しました。購入時に、できるだけ反りや節がないものを選ぶのも重要です。 -
2-2
【扉の表面を作る】
扉用の1×4のSPF材は、片側のみに4mmの深さの溝を彫り、額のように中心に段差を作ります。4辺を組んで、中心にベニヤを貼ります。 -
2-3
【引き出しを組み立てる1】
引き出しの展開図です。(左:上2段、右:下1段)
側面のベニヤにトリマーで底板ぶんの厚みの溝を掘ります。 -
2-4
【引き出しを組み立てる2】
底板を木工用ボンドで接着します。 -
2-5
【引き出しを組み立てる3】
ドリルで下穴を開けます。 -
2-6
【引き出しを組み立てる4】
ネジで固定。今回から我々の元にやってきた、ボッシュのDIY用電動ドライバー「IXO-4」が大活躍しました。とにかく軽くて女性でも使いやすい!一家に一台の必需品です。 -
2-7
ネジ留めが完了したところ。けっこう重量があるので、これだけでは不安なので、少し補強します。
-
2-8
【補強する】
コーナー用の補強金具を、引出し内側の四隅に留めることにしました。 -
2-9
かなり材料の際をとめなければならないので、電動ドライバーのオプションパーツ、「スミヨセアダプター」があるとベター。
-
2-10
【引き出し完成】
引き出し完成!
-
3-1
【外箱を組み立てる1】
2x2の角材を組んでフレームを作り、外側にベニヤを貼っていきます。
まずは両サイドのフレームを作ります。 -
3-2
【外箱を組み立てる2】
ドリルで下穴を開けてからネジ留めします。ドリルはできるだけ垂直方向に使うのが良いです。 -
3-3
【外箱を組み立てる3】
二つのフレームができたら、横位置の角材を取り付けて立方体を作ります。 -
3-4
【レールとベニア板を付ける1】
内側に張るベニヤを入れてみて、ぴったり入るかサイズを確認。 -
3-5
【レールとベニア板を付ける2】
内側の板に、引き出しレールの下部分のパーツを取り付けます。 -
3-6
【レールとベニア板を付ける3】
レールをネジ留めしたところ。正確に計らないと大変なことになるので注意。 -
3-7
【レールとベニア板を付ける4】
内側のベニヤをネジ留めしていきます。 -
3-8
【レールとベニア板を付ける5】
だいたいの形が見えてきました! -
3-9
【レールとベニア板を付ける6】
いったん寝かして、次に外側の板を取り付けます。これもネジ留めします。 -
3-10
【レールとベニア板を付ける7】
底板をネジで取り付けます。 -
3-11
【レールとベニア板を付ける8】
引出し側にも、レールを取り付けます。
レールのパーツは、上下左右がすべて違う形なので注意して下さい。 -
3-12
【レールとベニア板を付ける9】
引出しが入りました!引出しが入ることを確認してから、背面の板を取り付けます。 -
3-13
もし入らない場合はどこに不具合があるのか見られるように、ここは最後に取り付けています。 -
3-14
【前面部分を取り付ける1】
step3で作った引出し前面のパーツを取り付けます。隙間が平行になるよう、一つずつ留めていきます。 -
3-15
【前面部分を取り付ける2】
上の段から順に。板を合わせて鉛筆で印をつけます。 -
3-16
【前面部分を取り付ける3】
小さい引出しの方は、4点をネジ止めします。一番大きい下段の引出しは重いのでさらに補強します。 -
3-17
補強のために側面からL字型金具をネジ留めしました。 -
3-18
【前面部分を取り付ける4】
取っ手を付けます。下段の大きい引き出しは強度を上げるため、引き出しの箱と正面の板を貫通させる穴を開けて取っ手をつけました。
-
4-1
【天板を作る1】
作業台にもなるよう、天板にはタイルを貼ります。シート状になっているモザイクタイルを使用。 -
4-2
【天板を作る2】
まず板のサイズに合わせて並べ、カットします。が、実はこの並べ方、間違ってます!紙に印刷されている矢印の方向を同じにしなければならなかったんです… -
4-3
タイル貼りにあると便利なのがこれ。100円ショップの調理器具コーナーで見つけました。二種類のヘラがセットになったもの。ケーキのデコレーションに使うものですが、これはバッチリ!ギザギザの方を接着剤に、平らな方を目地材に使います。 -
4-4
【天板を作る3】
接着剤をヘラで厚めに伸ばします。タイル用のボンドが販売されていますが、木工用ボンドでもかまいません。 -
4-5
【天板を作る4】
タイルを乗せて軽く押し付けて接着。完全に硬化するまで、最低でも半日は放置しましょう。 -
4-6
前面部分は二列のタイルを貼りました。コーナー用タイルも販売されていますが、割高なので今回は目地材で角を滑らかにする作戦。 -
4-7
【天板を作る5】
ボンドが乾いたら、霧吹きで表面の紙をよく湿らせシートを剥がします。 -
4-8
綺麗に剥がれてくれました! -
4-9
【天板を作る6】
次に目地材を練ります。目地材は強いアルカリ性なので、必ずゴム手袋を使用します。 -
4-10
【天板を作る7】
水を入れた容器に目地材を入れ、マヨネーズより少し柔らかいくらいの堅さになるよう撹拌します。 -
4-11
【天板を作る8】
流し込みます。 -
4-12
【天板を作る9】
ヘラで押し付けるようにしながら、隅々まで目地材が行き届くように塗り込みます。タイルが細かい場合、気泡ができやすいのでしっかり塗り込みます。 -
4-13
塗り終わったところ。ヘラだけでなく気になる部分は指で押し付けるように目地材を入れこんでいくのもありです。
-
4-14
【天板を作る10】
様子を見て、硬化し始めている段階で余分な目地材を拭き取ります。約30分で拭き取れるようになります。 -
4-15
角部分は目地材を残すよう注意しながら。ここが取れすぎてしまうと角が鋭角に立って痛いので。
-
4-16
【天板を作る11】
スポンジで磨き上げて仕上げ。
目地材を拭き取りすぎた場合は、また目地材を練り、再度盛ることができます。
完成です!
固定は次回!!今回はとりあえずここまでで完成。この棚の隣に設置する、食器棚も、同じ高さに揃えてタイル敷きにする予定なので、それができてから天板を合体させることにしました。来月はキッチン改造の大詰めです~!
←前のページに戻る