汚れたトイレの床をDIYでリフレッシュ！
クッションフロアに張り替える方法

編集部のトイレの床を張り替えたので、写真付きで工程を解説します。

トイレの床が、なんとなくぱっとしない、汚れが目立つ、そんな時はDIYでクッションフロアに張り替えるのがおすすめ。クッションフロアは1メートル700円台から売られているので、それほどお金もかかりません。

特別な工具を買う必要もなく、ご自宅にあるものだけで作業でき、所要時間は3時間ほどです。

（2018年4月2日　文：金曜大工編集部）

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  用意するもの：クッションフロア

  ほとんどのクッションフロアは、10cm単位で購入することができます。だいたい1メートル700円台から2,000円台です。
  これは普通の石目調のクッションフロアですが、消臭タイプもあります。トイレの匂いが気になる方は消臭タイプもいいですね。

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  用意する物：道具

  カッターナイフ、コンベックス、ハサミ、サシガネ、カッターマット。クッションフロアは柔らかい素材ですが、ある程度厚みがあるので、カッターナイフは大型タイプがおすすめです。
  それと、マスキングテープを使用します。写真になくてスミマセン。

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  用意する物：シール材、両面テープ

  シール材は、隙間を防水するためのシリコンです。両面テープは、貼って剥がせる強力タイプを選びます。8〜9mあればOK。今回は、カーペット用両面テープを使っていますが、ざらざらした床の場合は粘着力が足りません。ツルツルのタイルならこれでもOK。強力タイプほど高価なので、床の材質との相性から、ほどよいスペックでコスパの高いものを買いましょう。下のリンクは、床がフローリングやクッションフロアの場合におすすめのテープです。
  
  コニシボンド：バスボンドQクリヤー20ml
  ニトムズ：はがせる両面テープ 強力接着用 15mm×10m

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  用意するもの：大きな紙

  新聞紙などのいらない大きな紙で、型紙をとります。編集部では、Amazonの段ボールに入っている緩衝材のグレーの紙を残しています。塗料や油を吸わせたり、養生に使ったり、何かと便利なんです。

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  こちらが張り替える前のトイレ！

  金曜大工編集部のある、池袋某所の賃貸オフィスのトイレです。床と便器がピンク、壁が緑のタイルと、なんだか昭和感あふれる配色です。正面の壁だけ、すでにDIYしています。
  ここも緑のタイルでしたが、ベニヤ板に壁紙を貼って立てています。

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  この床が憎いのです！

  このトイレの最大の問題点は、床の汚れが目立つこと。汚いもの見せてスミマセン。でもこれ、おしっこじゃないですよ！
  スリッパの足跡です。ぞうきんがけした直後でも、一回使うとこの状態になります。だから、汚れが目立ちにくい色目の暗いクッションフロアを貼ることにしました。

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  まずは掃除とザックリ計測！

  両面テープを貼りますから、床をできるだけ綺麗にしておきましょう。次に、トイレの床の大体の大きさを計測して、型紙に必要な紙の大きさを把握します。
  型紙は床に置きながら合わせていくので、厳密に計測する必要はありません。

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  型紙を置いていく

  不要な紙を床に敷いて、テープでつなぎ合わせていきます。この紙は、柔らかいものだと作業がしやすいのですが、あまり薄くてくしゃくしゃなものでない方がいいです。
  紙がフワフワしていると、それだけで型紙に狂いが出るからです。
  

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  こういうところが重要ポイント！

  床の形状って、まったく四角四面にできていません。間口のところには凹凸がありますし、床自体も歪んでいます。これをタイルで合わせている職人さんが、いかにすごいかってことですね。

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  型紙を貼り合わせる

  紙を重ねて貼り合わせ、上のような不定型な形の部分は特に念入りに型紙に移していきます。

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  便器の脚の形に穴を作る

  便器の形にクッションフロアを切り抜くために、紙の角度を変えながら押しつけて筋を付けます。そのあと、カッターナイフで紙を切り抜きます。

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  型紙の完成！

  だいたいここまでで1時間かかっています。簡単は簡単なんですが、地味に神経を使う作業です。

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  クッションフロアに写し取る

  型紙をクッションフロアに置いて鉛筆で輪郭をとります。
  ここで注意することは、型紙を裏表ひっくり返して写すということ！クッションフロアの裏面に線を書くので、裏表は逆になりますよ。

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  切り抜く。裏側には切り込み

  クッションフロアをカッターナイフで切り抜きます。便器のちょうど裏側に切り込みを入れておきます。

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  仮置きしてズレを確認

  試しに置いてみたところ、あんなに念入りに型紙を起こしたのに、こんなにズレが…！やっぱり紙が薄くてクシャクシャだったのがいけなかったです。でも、大きい分には何とかなります。細かくカットして合わせていきます。

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  サイズを微調整

  床に置いたままフリーハンドで切りたくなりますが、逐一はずして型紙と照らし合わせつつ、定規で切りましょう。何ミリ切るかは目分量ですが、少しずつ合わせていきます。フリーハンドで切ると「切りすぎ」になる可能性が高く、線も曲がるので仕上がりが悪くなります。

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  床に両面テープを貼る

  ぴったり合うまで上の作業を繰り返します。ちなみにそこに1時間30分かかりました。切り抜きができたら、床に両面テープを貼ります。
  フチ、よく踏むところなどを重点的に貼りました。

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  剥離紙を剥がして貼る

  手前から順に剥離紙を剥がし、しっかり押しつけながら貼り付けていきます。靴下を履いた脚で踏みながら貼るといいです。

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  貼れました

  形を合わせるのがとても大変でしたが、きちんと貼れた！

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  シール材を充填する

  便器裏側のクッションフロアに入れた切り込み、剥がれやすそうな入り口のフチ、便器の足下など、汚れや水分が入り込みそうなところをシール材で埋めます。シール材を付けたくない部分にマスキングテープを貼り、シール材をチューブから押し出します。

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  ヘラでならす

  ヘラで押し込みつつならしましょう。手ではやらない方がいいです。人畜無害なことで有名なシリコンなので、まあ大丈夫だろ！と手でやってみましたが、大変なことになりました。
  シール材はヘラでやるよりずっと綺麗に充填されるのですが、手についたシリコンがまったく落ちないんです！石けんもお湯もほとんど効果なし。ベッタベタになります！

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  すぐにマスキングを剥がす

  マスキングはシール材を充填したらすぐ剥がします。塗装の時にマスキングをすぐに剥がすのと同じですね。完全に硬化した後だと、シール材まで一緒に剥がれてしまうのです。

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  便器の根元もシールする

  特に、便器の根元の部分は、小さい男の子のいるお宅ではシール必須です。そうでないと、おしっこをエサにクッションフロアの裏側にカビが生えるという惨事を招くかもしれません。
  曲線は、上のように小さく切ったマスキングテープを順に重ねて出します。順に重ねることで、一気に剥がすことができます。

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  シールされました！

  シール材で隙間が埋められているので、これで水分が漏れることはないでしょう。お掃除しやすくなりますよね。シール材の硬化には半日かかります。触らないよう注意しましょう。

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  できたー！（3時間かかりました）

  失敗なく、なかなか綺麗にできるものです！
  「どーですステキになったでしょ！」と言いたいところですが、左右のタイルだけ残して床と奥の壁だけ雰囲気が変わったので、違和感が増しちゃってます（笑）
  次は左右のタイルをなんとかしたいところですね〜。
  トイレDIY、進展したらまたレポートします！