紙袋屋さんに教えてもらった、カンタン紙袋の作り方
お気に入りの包装紙を使って、簡単に綺麗な紙袋を作る方法をご紹介します。これは紙袋屋さんに教わった方法です。市場に出回っている紙袋は製袋機という機械で作られていますが、これと同じことを機械でやっているだけなんです。しかも、穴に紐を通す作業はすべて手作業なんですって!知ってました?というわけで、これならプロと同じクオリティの紙袋が作れちゃいます。小さなプレゼントを渡す時などに、いいですね!(文:金曜大工 2015年8月28日)
この記事を書いた人
阪本 紘子 HIROKO SAKAMOTO
デザイン、トリマー、修羅場担当。とにかく仕事が早い。しなくていい人生経験が豊富なので、困った時に頼りになる。DIY大好き。このサイトの言い出しっぺ。木工の装飾を作るのが得意!最近は和服に凝っている。
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道具…カッターナイフ、のり、定規、目打ち、金づち
材料…紙、厚紙、ひも
紙は薄すぎなければ何でもかまいません。写真の紙は、実はA3のコピー用紙です。無地ではつまらないので、オシャレっぽい柄を印刷しました。柄は、「The Pattern Library」という壁紙サイトからフリー素材をもらいました。デザインソフトがないと無理ですが、画像配置できる方にはとってもおすすめのサイトです。
http://thepatternlibrary.com/
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印刷して作ったので、耳がでちゃいました。三辺は糊付けして隠れるのですが、一辺は出てしまうので、あらかじめカッターで落としておきました。
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作りたい紙袋に合わせて設計図を書きましょう。難しいことは何もありません。まず、横幅、高さ、マチを好きな長さに決めます。ここでは、幅14cm×高さ21×マチ6cmの紙袋を作ってみます。高さは、仕上がりサイズに、上部の折り返しぶん3cmと、底の長さを足します。底の長さの出し方は、「マチの長さの半分+のりしろ」です。のりしろは、小さな紙袋でしたら1cmもあれば十分です。マチ6cmの紙袋の場合は、マチの半分3cm+のりしろ1cm=4cm。大きな紙袋を作る場合は、2cmくらいかぶせた方が形にハリが出ます。
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長さを測って、縦線をひくための印を付けていきます。表面に印をつけます。紙の上下は最終的に隠れるので、小さな点であれば目立ちません。
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設計図の縦線を、左から三本をすべて山折にします。
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のりしろ部分を重ねるとこんな感じになります。柄が合わなかったのが惜しいです〜!
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のりしろにのりを付けて、筒状にします。
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のりが乾いたら、接着部分の角を山折にします。接着してから折った方が、仕上がりが綺麗です。
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マチを潰して半分に折ります。
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厚紙を2枚用意します。これは、口の折り返し部分に入れるためのもの。高さは3cm。横幅は紙袋の仕上がりサイズより2cmほど小さくします。中に折り込まれて見えなくなるので、ティッシュやお菓子などの空き箱を使ってもかまいません。
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口の折り返し部分のキワに、厚紙をのりで貼ります。
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厚紙に合わせて口の部分を内側に折り返します。ここは、特にのり付け不要です。
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底の部分を折ります。
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開いて、写真のように折ります。
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上下に畳んでのり付けします。
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提げ紐を通すための穴を開けます。厚紙対応のものなら、穴開けパンチでもいけるかもしれません。会社のパンチは厚みが入らなかったので、目打ちで叩いて開けました。
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紐を通して裏側を結びます。
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完成!プロが作るのと同じ紙袋!!
そこにたまたまあった紐を使ってしまったんですが、紙袋と同系色にすると統一感がでます。逆に、紐をビビッドカラーにしてアクセントにするのもかっこいいです。紐までこだわってみて下さい!
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